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第4回「作画」

    イイ作画も多くて、久保君、浦谷さん、小倉さん、山口さん、千葉さん、多田さん、西村さんなどなど、あげているときりがないのですが、今回は席の近かった二人。

   キャラデザ・総作画監督の末吉さんは、何だか仕事が速いのです。尋常じゃないくらい。僕も早い方だと言われるのですが、俺より全然早いー。ガッチリ机しがみつき型の僕に対して、末吉さんはぷらっと３，４時間消える。で、あげてる仕事は僕の何倍もあるのです。何とかその仕事スタイルを盗みたいのですが、聞いても末吉さんにとっては普通な事のようで秘密は分かりません。絵も僕の苦手な量感がしっかりあってダイナミックです。神様がぱかぱか変わるシーンでのデザインの奔放さもすばらしー。落書きまでマメにして上手いです。くやしーっ！

   それに今回、「湯浅君が演出なのに女性キャラが可愛くてイイね。末吉さんに頼んでよかったね」とよく言われます。それには俺も対抗したい！萌え萌えの可愛いキャラクターを描いてやるっ！

   僕の隣の原画マン伊東君は名うてのアニメーター。後半のクライマックスシーンの原画をメインで担当しています。何だかいつも「チィーン！チィーン！」と研磨系の音がするので見てみたら、電動消しゴムで、水飛沫の絵に隙間の穴を開けている！！　電動消しゴムで絵を描いているのを初めて見た！！　アニメ界初かもしれない！！

...つづく

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