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               第6回 「完成間際」


   今回体力的に一番きつかったのはアフレコ前後。アフレコのスケジュールに合わせ、絵もカンパケる。もちろん全部に色はつけられないが、原画や動画を駆使して、全てのタイミングを決定し、編集(原撮・ラフ撮・動撮、制作もアクションレコーダーで撮影に加わる(編集は勘も頼り)。

   尺が決まれば音響、音楽を発注、同時に今回は大阪と東京でヒロインオーディションをやる事にしたので大阪東京を行ったり来たり。一回目大坂に行くと台風がやって来て中止になり(制作は東京大阪両方のオーディションに来るはずだった百人前後全員に電話)、引き返して後日もう一度大阪に行って開催(沢山の参加者ありがたい)。戻って次の日も朝から東京でオーディション。良い人がつかまりバッチグーですが、疲労はピーク。

   そのまま出演が決定していたタレントさんと軽い打ち合わせをして(顔合わせ程度)アフレコ突入。後から思えばオーディションで決定した女優さん達には役柄の説明もそこそこにアフレコ開始(こちらはテンパッテて気が付かなかったが、バッチリこなしてくれた。感謝感謝)。

   今回音響監督を置かない体制だったのでプロデューサーもどんどん働く。アフレコは予想以上にスムーズに進んで快調ながら、同時にタレントさんの顔出し撮影もあり、緊張は続く。実写映画のスタッフやプロデューサーさんに見てもらいながら4℃スタッフも小道具・衣装を揃えて参加(みょんちゃん用のワンピースも管理の桜井さんが作成!)。頭のとんがったアツ役の中條さんの体や頭のメイクに長時間かかり冷や汗。しかしなんとか、撮影は順調に終了。

   映像を選んで作画処理を決定しながら、あがってきたグーな曲を渡辺さんのレクチャー受けながら選曲。ダビングを進めながら絵もフィニッシュしていく(この頃は原因不明の顔面痛で眠れず、ダビングの合間にソファーで横になるというていたらく)。その後少しゆとりが出来たが、絵がカンパケて社内ラッシュをやるときは急に緊張して吐きそうになった。(笑?)



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