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               第3回 「スタッフアイデア」


一人で考えると大変なので、強制宿題以外にもスタッフに広くアイディア・意見大募集ー!という事ですが、思ったより集まらず。そりゃそうか、忙しいし、自分の仕事の中にアイディアをそそぎ込んでいるんだものなー。

そんな中でも時々出してくれる意見やアイディアは、必ず組み込めないかどうか一度は検討しました。笹川君(CGI)も思った事はそのつど言ってきてくれましたし。あちこちでみんなをフリーズさせるだじゃれの使い手ひしやま美術監督も、アップ間際のきつい時にハーモニー処理をかって出たり、水墨画に挑戦したりと自分で首を絞めていました。確かじーさん風呂案は末吉さん。


鷲田君(色彩)からもヤンちゃんパフォーマンスコスチュームの胸のバルーンについて、「ここまでやるなら、乳首まで塗り分けておくべきだ!」と主張がありました。

ちとそれは恥ずかしーと避けていた事なのですが、うら若き女性の意見なので、「お、そこまでやっても大丈夫なのか」 「一般女性はそれでは引かないのか?」 とグラグラ考える。

「鷲田君は美大出なので、そこら辺一般女性より抵抗感少ないんじゃないのか?」 そーか、そーかもしれないぞ。
「客観的に人体を見る癖をがついているのかもしれん!」
結局やっぱり自分が恥ずかしいので、「それはなし!」という事に(最終的に自分基準)。じゃああの竹筒は恥ずかしくないのか??? 監督はどんな細かな事でも悩んで考える。


まだ何も考えていなかった前半のアクションシーンの山場、カーチェイスの作画担当に決まっていた久保君も色々カーチェイスの案を出してくれました。どういう風に本編に組み込んだかは映画を見てください。久保君には他にも色んな時点でそのつど意見を求めたりもらったり。

...つづく

◆ 久保さん (マインド・ゲームの設定・作画監督補) のカーチェイス展開案
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